トラブルを回避するには「引継ぎ」が肝心!

トラブルを回避するには「引継ぎ」が肝心!

しっかり引継ぎを

トラブルを起こさず新しい職場で気持ちよく働き始めるためにも、引継ぎはしっかりやっておきましょう。事前にスケジュールを立てて、余裕を持って取り組むことが大切ですよ。後任者が困らないように文章などで形に残しておくことをおすすめします。基本的な引継ぎの手順を紹介するので参考にしてくださいね。

余裕のあるスケジュールで

退職前は通常業務に加えて引継ぎ作業を行うので忙しくなります。そのため、引継ぐ内容を書き出した上で、退職日から逆算してスケジュールを立ててください。退職日の3日前までに引継ぎが完了するのがベストです。残った仕事がどれくらいあって、後任者に引継ぐのはどれくらいかかるかなど、細かい部分まで洗い出してカレンダーに記しておくことをおすすめします。スケジュールを立てる際は、余裕を持つことが大切ですよ。例えば、予定外の業務や残務整理が入ってくる可能性もあります。そのような時でも、3日程度の余裕があればきちんと対応出来るはずです。スケジュールに沿って進めながら、予定よりも遅れているようであれば都度軌道修正するなど、進捗状況を確認しながら対応していきましょう。
もし、後任者が決まらないなどの理由で退職日が後ろ倒しになった場合は、すぐに転職先に事情を説明してくださいね。迷惑をかけることになりますが、多少であれば待ってくれるかもしれませんよ。

どうやって保管するか

引継ぎの際はこれまで自分がやってきた仕事内容や進め方を細かく伝えるように心がけましょう。後任者とは出来る限り時間を取って打ち合わせをします。可能であれば、一緒に業務を進めてみてくださいね。ただし、看護師は多忙なのでお互い時間が取れないこともあります。後任者もすぐには仕事を覚えられないかもしれません。そこで、引継ぎの内容は文章などで残し、後々確認出来るようにしておくことをおすすめします。担当業務ごとに引継ぎ内容を記しましょう。主に、「業務の目的や位置づけ」「具体的な段取りや優先順位と今後の見通しやイレギュラーへの対処法」「これまでに発生したトラブルと対処法」の3つを整理します。
また、本人しか分からないトラブルや緊急対応が発生する可能性もあります。その際にすぐ連絡が取れるように、連絡先を記しておくとより親切ですね。部署や役職によって引継ぐ内容は異なります。業務のフローチャートや担当者の連絡先など、カテゴリごとに分かりやすい名称で保管するといいですよ。このようにきちんと形に残しておけば、後々のトラブルを防げます。

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